なかなか高価な食材で、
たくさん食べることは難しいですが、
この香り・食感は特別で・・・♪
日本人特有の秋の楽しみではないでしょうか。
なかなか高価な食材で、
たくさん食べることは難しいですが、
この香り・食感は特別で・・・♪
日本人特有の秋の楽しみではないでしょうか。
このように、まつたけは北から順番に収穫時期が南下してきます。
山の土の温度が19℃以下になるとまつたけが生え始めます。
そのため気温が低い場所ほど収穫期は早くなります。
長野県上田市は全国の中でダントツの生産地です。
長野県は木々も多く、盆地となっているため赤松や菌が育ちやすい冷温帯な地域です。
まつたけは、樹齢20年~40年の赤松に育ちます。
また、落ち葉や落枝があると育たないデリケートなキノコのため、腐葉土がない栄養素がない痩せた土壌であることが必要です。
気候は、夏に(8月下旬~9月)雨がたくさん降る、台風が多い、気温の低い日が続くと豊作だといわれています。気候の影響を非常に受けやすいキノコです。
年々、まつたけの値段は高等化していき、1本数万円と他のキノコと比べ値段がとても高いですよね。
昔は、椎茸のほうが高価だった時代がありました。
理由は、まつたけの生育環境にあり、腐葉土がない痩せた土壌では森林の保守が不要であり、菌床栽培で収穫された椎茸のほうが高価だったということです。
その後世の中が便利になり、プロパンガスの普及により山中にかまどで煮炊きするための燃料(枯木、倒木)を採取りにいかなくなりました。山中を歩行することによって落ち葉や落枝が堆積しなかったのが、高く積もるようになり栄養度の高い腐葉土へとかわり、まつたけが育ちにくくなりました。
そこでまつたけの収穫が少なく、高く販売されるようになりました。
日本で売られているまつたけは、輸入のものが多くなりました。
およそ、96%が輸入品だと言われています。
海外では日本人がいい香り・・・というあのまつたけの香りが受け入れられていないようです。すこし汚らしい臭いとして感じるようで日本のように、人気食材として扱われないようで、輸入の価格が安い理由の一つでもあります。
そんなまつたけの輸入生産地ですが、1位中国、2位アメリカ、3位カナダという順番になりますが、それぞれ国産との違いや特徴をお話ししたいと思います。
ハウス栽培のできる他のキノコとは違い、まつたけは人工栽培の難易度が高いため、旬の時期が限られます。
他のキノコは「腐生菌」という菌栽培で育ちます。
腐生菌は、倒木や切り株に生える菌類であり、樹木や落ち葉を分解し、それを栄養にして育つことができます。一方、まつたけは「菌根菌」という菌栽培で、生きた赤松や松属の木と栄養のやり取りが必要であり、自生できないキノコになります。また、育つ環境でもお話したように、非常にデリケートなキノコですので、人工栽培は難しいとされています。
他のキノコと比べて、多く含む栄養素は「不溶性食物繊維」です。
排便を促す作用や腸内の有害物質を排出する効果を持つ栄養素になります。
是非、まつたけの時期になりましたら、
贅沢ですがまつたけを食して身も心も癒されてみてはいかがでしょうか。