株式会社健美舎

ヘルシーニュース

冷え性

冷え性とは

冬になると屋外から屋内に入っても芯から冷えた身体は中々暖まらず、特に手足が冷えたまま、なんて経験はありませんか? 冷え性は、言い換えれば「血行不良」で、血液のめぐりが悪くなり、心臓から遠い手足の末端が冷たくなるという症状です。 冷え性は男性よりも女性に多い傾向にありますが、これは冷え性の原因の一つと考えられている自律神経のバランスの乱れが、女性ホルモンの乱れに深く関係しているからです。冷え性に伴う慢性的な血行不良が原因で頭痛やめまい、しもやけ、関節痛、肩こりなどを引き起こしたりする事もありますので注意しましょう。

冷え性の原因

冷え性
虚弱体質
「元気が無い」とか「病気になる」など「気」という言葉は人間のエネルギーや健康状態を表していると言われており、いつも顔色がすぐれず、疲れやすいなど虚弱体質の方は言い換えればエネルギー不足であり、体内で熱を作り出す力が弱いので冷え性になりやすいと言われています。
自律神経のバランスの乱れ
血流をコントロールする交感神経、副交感神経のバランスが崩れると手足の血行が悪くなり、冷え性になりやすくなります。
精神的なストレスを貯めこんだり、不規則な生活を続けていると症状が悪化する事があります。
ホルモンバランスの乱れ
女性に冷え性の方が多い理由にホルモンバランスの乱れが深く関わっています。女性の場合、毎月の生理や妊娠、出産、更年期などホルモンバランスが大きく変化しやすい時期があります。個人差はありますが20代~30代の女性の方で、上半身の火照りと下半身の冷えが同時に起るなどの、更年期の症状が現れる事もあり、冷え性と関係があるとも言われています。
貧血や低血圧
女性の場合、毎月の生理がある為、男性に比べて鉄分などを失いやすい傾向にあります。
また、無理なダイエットなどを繰り返している場合や、偏った食事なども冷え性の原因と言われています。低血圧の場合は全身に血液を送り出す力が弱い為、血流も弱くなりその結果、手足の先まで血流が行き届かず冷え性の症状が現れる方もいるようです。

冷え性を改善するには

お風呂
食事の改善
身体の隅々まで血液を送り込み、血行を促進する為には、バランスの良い食事を摂取する事が重要です。中でも血行を促進するビタミンEを多く含む食品や、貧血などを防ぐ鉄分、身体のエネルギーを作り出すのに重要なビタミンB1、B2などを含む食品を、積極的に摂取すると良いでしょう。
また身体を温めてくれる食品として、しょうが、にんにく、とうがらし、人参、ネギ、根菜類、発酵食品などを食べるのも効果的と言えるかも知れません。
運動
軽い運動をすると身体が温まる事は良く知られている通り、全身運動で血の巡りを良くしましょう。気軽に始められる運動としておすすめなのが「ウォーキング」。
毎日10分~30分程度、日課として実践してみてはいかがでしょうか?
手軽な血行促進の一つとして、簡単に出来る「ふくらはぎマッサージ」もおすすめです。ふくらはぎをアキレス腱から膝に向かって1日に10分~20分程度、ゆっくりとマッサージすると効果的です。
入浴
手っ取り早く冷え性を改善する方法として効果的なのが入浴。ここでは冷え性に効果的な入浴の仕方をご紹介します。
まず、おすすめなのが「半身浴」です。冷え性を改善する為には、少しぬるめで胸から下あたりにお湯の量を調節して、出来れば20分以上入浴する事が重要です。
熱いお湯だと長時間入浴出来ませんし、肩までお湯に浸かると心臓に負担をかけてしまいますので注意しましょう。
また、体で一番冷えやすい足先を温める「足湯」も気楽にできるので、オススメです。
もうひとつ「温冷浴」についてお話しましょう。
温冷浴とは湯(温)と水(冷)とを交互に入浴することにより自律神経を刺激し血液循環を促進し、新陳代謝を活発にさせる生体エネルギーを増進する健康法です。
方法は湯から始め湯⇒水⇒湯と交互に繰り返し、最後は水で終わる。家庭では湯船を湯用とし、水用にはシャワーを使用すると良いでしょう。
水温は15度以下、湯温は約40度前後、繰り返す回数は6回~10回程度がおすすめです。

冷え症に効果的な飲み物

シナモンティー
体を温める効果以外に、消化器官の機能を活発にする効果も期待できます。胃腸の調子が悪い時などおすすめです。
ジンジャーティー
いわゆる昔から冷えに効果的といわれているしょうが湯のことです。
ショウガの苦みが苦手な方は、ハチミツをプラスすると飲みやすくていいですよ。

身体の冷えは万病の元と言われており、身体を温めれば病気の症状が回復したなんて事を、お耳にした事はありませんか?
たかが冷え性と馬鹿にしていると、とんでもないしっぺ返しを受けてしまうかも・・・・。
冷え性に悩んでおられる方は是非、血行を促進して冬の寒さを吹き飛ばしてくださいね!